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12月の葛藤~サイレンは鳴り響く~

2011/12/05 23:50

 

12月です。

今年も残り一ヶ月をきりました。

そして12月といえば言わずもがな山下達郎師匠とワム先生とマライア先輩の曲を死ぬほど聴かざるをえない季節

もはやこれらは警報であり、あっちもこっちもどこに行っても、街中にサイレンのようにクリスマスソングが鳴り響いている!これはまずい!緊急事態だ!

 

ただ街を歩いているだけなのに…ワム先生のあのメロディーが流れれば自動的に“クリスマスを待ちわびている人”感を演出されてしまう!

雑貨屋でもマライア先輩の手にかかれば…あら不思議!

“愛する人へのクリスマスプレゼントを選ぶ人”感を演出されてしまう!

 

その度に、「ちゃう!ちゃうねんで!これは自分が使うんや!自分が使う箸を選んでただけやで!これはクリスマスと関係ないやつやねんでぇ!」

と誰に対してなのかわからんけど全力否定に走る自分がいる。しかしそんな反抗も虚しく、この時期購入したものは皆デザインがバリバリクリスマス仕様になったショップの袋に入れられてしまい、またそれをサイレンの鳴り響く街中で持ち歩かなければならないのである。

もうこれはテロだ。完全にクリスマスムードに巻き込まれている!

こうした状況に自分が陥っていると、もうなんだか妙に恥ずかしくなってしまうのです。

いつからでしょうか、クリスマスという行事に違和感を感じ始めたのわ…。

昔はクリスマスなんて一年で一番大好きなビッグイベントでした。なんせサンタさんが欲しいプレゼントを持ってやってきてくれるわけですからね。こんな素敵なことはないですよね。ということはサンタさんがこなくなったときから違和感を感じ始めたんですかね。

…あれー(・д・)?なんだかとっても切ないお話になってませんかー(・д・)?これー、えー(・д・)??

 

そういえばサンタさんといえば小学生の頃、

「サンタさんへ パソコンください。」とお手紙書いたところ、

「こちらの世界にはパソコンはありません。サンタより」という返事がきたのを思い出しました。

あの時サンタさんが言っていた“こちらの世界”とはいったいどちらなのかが未だに謎です。考えるとなんだかとても怖いです。とりあえずサンタ界にPCはないそうです。もしかしたらクリスマスに対する違和感はこの時から薄々感じ始めていたんじゃないかという疑惑もあるとかないとか…。

ところで最近の子供たちはいったい何をプレゼントしてもらうのでしょうかね。「携帯」とかかな?「お金」とかだったらやだな…。夢がないですよね。

ん?なんだお前、本当はクリスマス好きなんだろう?!ですって?そう、私クリスマス好きです(?)。海外ドラマなんかでホントにごく自然に、ごくごく自然な流れで大切な人たちとクリスマスを祝い合ってるのをみると素敵だなぁと思います。

そもそも日本は「クリスマスしましょう!」みたいなノリが無理してる。無理しすぎてる。そう思いませんか?

ぐいぐい押し付けてくるようなあの感じ…なんか違うでしょう。

 

ねぇ、クリスマスはするもんじゃないでしょ?

 

クリスマスは…やってくるものでしょう?!

 

八ッ(・д・)!ちょっと待って、これじゃあ人一倍クリスマスを待ちわびてるみたいじゃんかっ!

ちゃうで!ちゃうねんでぇーーーー! これはそーゆうのとちゃうねんでーーー!

 

 

このように、

毎年12月、

私はクリスマスとの葛藤の日々を送るのであります。

こちらの世界で…。

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女だってラッパーだってチャリ屋だって

2011/11/04 11:44

 

好きなタイプは?

「優しい人。」

 

そう答える人を見ると、昔見ていたドラマであったこんなセリフを思い出す。

 

「優しい人が好きなんていう女の子はダメよ。自分が優しくない証拠。だから相手に優しさを求めるの。」

 

年上の女性が年下の男性へ向けてこんな感じのセリフを言っていたのを当時たしか十代後半だった私は、「なっるほどたっしかにー!」とえらいアホみたいに納得したことを覚えている。

 だが時は経ち今じゃ若干ババァ~な私なわけですが、このセリフ考えてみればみるほどわけがわからないし、マイク掴んだらマジでナンバー1だし…(関係ないけど私昔からGrateful Daysネタが異常に好きなの。許してっ!)

 

 話を戻すとつまり、自分が優しさを持っていれば、相手に優しさを望まないのか?

果たしてそうなのか?

いや待って、そもそも優しくしようと思って優しくするのも、優しさに見返りを求めるのも違うよね?てこと?

そんな女はあかんということか?え、待って待って、ちょ、置いてかないで!優しさって?優しい人って何?!

さぁいよいよ迷宮入りしたストリートを彷徨うラッパーたちのためにも、今回は「優しさ」について私なりに考えてみようと思うので暇な人はお付き合いください。

 

 優しさといえば先日、自転車のチェーンが外れたので近所の自転車屋さんで修理してもらった。自転車屋さんに行くのなんてもう何年ぶりだろうか、小学生ぶりか??昨今の自転車ブームに乗っかって今年の夏私はかわいくてオサレな自転車を買ったのです。そんな自転車を買ってしまったもんだから修理代も無駄に高くなったりするんじゃないか、しばらく預けなければいけないかもしれない、と面倒に思いながらも自転車屋へ向かいました。

 それにしてもさすがの自転車ブームなのかそれとも自転車屋はだいたいそんな感じなのか知らないけど、私の前にすでにお客さんが結構いて、店員さんもすごく忙しそう。そんな中、自転車持ってオドオドしている私に他の接客を終えた吉岡秀隆さん似の男の店員さんが声をかけてくれた。

 

店「こんにちわ。どうなさいましたか?」

私「あ 、えっとチェーンがはずれちゃったみたいで…」

店「ちょっと見させてもらいますねー」

 

……

 

店「はいこれでもう大丈夫ですよ!」

私「え?」

修理時間約15秒。 す、すごい!早い!さすがや!自転車界のドクターコトーや!と感動する私。

私「あ、ありがとうございます。えっとお支払いを…」

店「結構ですよ。お気をつけてまた何かあったらいつでも^^」

 

キュイーン…

 

キュイーーーン

 

(↑優しさに触れた音)

 

はいはいはいきましたーきたよきたよー!この薄汚れた東京という街で生まれ育ち悪そうなやつはだいたい友達ではないけれど、都会でふいに触れる優しさはどうしてこんなにも心に染みるのでしょうか?

そのぐらいのサービスは当然だろうと思うかもしれないけど、違うんだ!彼はサービスしてやったなんて思ってないんだ!じゃあなんだ?優しさか?これは彼の優しさか?いや違う!

彼は当然のごくごく自然な流れでそうしただけであって彼にとって特別なことでも何でもないのだ。彼は小さい頃からそういう人間なのだ。おばあちゃん子なのだ!(知らんけども)

何気ないことで、小さなことで相手を「優しい気持ち」にさせる 。周りを優しい気持ちにさせる人、本当の優しい人ってそうなんだなと。街の小さな自転車屋から小さな優しさが繋がって、広がっていく…地域密着型ニューヒーローの誕生やないかい!!次回の戦隊ものの主人公はぜひチャリ屋の店員でお願いします!

なんだか話は反れたけれども、とにかく、優しさを発信していける人は世界を救うね。私もそんな人でいたい。

 

 

で、結局何が言いたいのかと言うと、

 

 

 

「ふいの優しさは、モテる!!」

 

 

 

 

以上!!

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美容院恐怖症のあなたへ。

2011/10/06 19:58

 

「今日はお休みですかぁー?」
「このあとどこか行かれるんですかー?」
「髪短めも似合いそうですねー」

 

美容院が苦手だ。
そーゆーいじりはいらないから髪をいじってくれ!
と思うわけです。
寝ていたら、
「寝不足ですかー?」
シャンプー台にて顔にペーパーをかけているのにもかかわらず、

「もうセールいきましたー?」
え、あ、それ今答えないといけませんか…?
ペーパーの下で答えつつ徐々にずれていくペーパーをあらゆる顔のパーツをフル活動させ必死に直す。むぐむぐむぐ。ゴホッゴホッ(←むせる)。
ペーパーの隙間から美容師さんと目が会った時の気まずさ恐怖症。

昔あまりに嫌だったので自分で髪を切っていたときもありました。話かけられるのが嫌だといっても、全く会話がないとゆーのも、「あれ?もしかしてなんか怒ってる?」
と妙に気になってしまうというジレンマも発生するというほんとやっかいなのです。私が。
ただドライヤーで乾かしている時は勘弁してください。
聞こえないんで。そんで聞こえないとドライヤー止めるのもなんかごめんなさいって思う。

 

そう、美容院といえば、

シャンプー

 

人にシャンプーしてもらうというのがあまり好きではないので私にはあの時間が苦痛でしかありませんでした。
がしかし!ある日、私は感動的なシャンプー技術を持った方に出会ったのです!ちなみにここの美容院はシャンプー台についてからカットとは別のシャンプー担当者が現れます。
まだカットなどできない美容師のアシスタントさんが行うのですが、そのアシスタントの彼の手は間違いなくゴッドフィンガーでした。
今出会ったばかりなのに、どうしてそんなわたしの気持ちいいところがわかるのですかい?!

私は、ただただその快感に身をゆだねました。
そして「この美容師さんがもしも彼氏だったら…」という妄想をたらふく楽しみ、至福の時を過ごしました。
するとそのうち、このゴッドハンドの持ち主の顔が見たい!!という欲求に駆られたのです。 

シャンプーする前は、男性に洗われるというのが妙に緊張してしまい苦手でよく相手の姿を見ていませんでした。それが、今になってどうしたことでしょう、このゴッドフィンガーボーイの顔を確認したくてたまらない!
この時私は、初めて顔の上のペーパーが自然な形でずれることを心から願いました。
むしろ自分からちょっとずらしにかかってました。むぐむぐむぐぐ。
が!がしかし!ここで姿を見てしまっては素人なんじゃないかという世にも不思議なプロ意識が発動。きゅいーーん!

さらにディープな楽しみ方をするため私は、あえて、顔は見ない!という選択をしたのです。
シャンプーが終ったころには脳内で彼とすでに4年ほど付き合っていたわけですが(キモっ)、
顔をふせて目を合わせず、ゴッドの姿は極力見ないよう努力。そしてシャンプー台まで再び担当の美容師さんが迎えにきて彼の元を
離れたとこからがまたお楽しみタイム!
この美容室の中にあのゴッドハンドの彼がいる!と思いながら店内を見渡しつつその脳内交際4年目で顔を見たことのない彼を探します。ちなみにこの美容院は大きいので美容師さんがいっぱいいるのです。
「あの人かな?あの人ぽいわー」と。ひとりでニタニタ。相当気持ち悪い。

 

ち な み に!

女性にシャンプーをしてもらう時は、その女性の性格診断、別名シャンプー占い」を勝手にします。
女性は男性に比べて手が小さかったり、ちょっと力が弱かったりするけども、たまにものすっごいパワフルでダイナミックな洗髪を行う女性に当たると

「この後頭部の洗い方は姉御肌でお酒も強そうだし色々相談とか聞いてくれそう」とか

「でもこのこめかみの洗い流し方からすると意外と彼の前では甘えちゃうタイプだな」とか…
もうなんの根拠もなく最高に余計なお世話で気味が悪い。とてつもなく不気味
ほら、美容院が苦手な方、こんな不気味な楽しみ方どうですか?

そして最後に一つ、気づいたことがあるので今あなたに伝えたい、 

 

私、実は、

 

 

 

ものすごく美容院が好きだ。 

                                                         

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ヒビとメガネと私

2011/09/14 17:30

 

 

 小学生の頃、私は映画『魔女の宅急便』が大好きで何度も何度も観返していた。
そのうちに、映画が観たいというよりもその映画に登場するトンボ君というメガネをかけた少年が見たいがために再生ボタンを押している自分に気づいた。
幼い私は、真ん丸メガネをかけ颯爽と自転車を走らせる彼の姿に淡い恋心を抱いていたのだ。
これが私の初恋であり、メガネ好きの始まりだと思う。
 

 そしてちょうど同じ頃TVでうじきつよしさんを見ると妙なときめきを覚えていたのも、きっとうじきさんがいつも、黒縁メガネをかけていたからなのでしょう。

うじきつよしさんの黒縁メガネでごはん3杯はいけた幼少時代…

 

それが原因だったのか、小学生の頃私は、とても太っていた。
オデブちゃんだった私ですが、不思議なもので太れば太るほど「レオタードが着たい!」という謎のコスプレ願望が強まり、

周囲の必死の反対もむなしく、オデブちゃんはバレエを習い始めました。
夢にまでみた憧れのレオタード姿で妖精のように軽やかに舞う、予定だったオデブちゃん。
しかし、つま先で自分の体重を支えることができず無理した結果、まさかの左足の骨にヒビが入るというアクシデント発生。
美しき妖精の羽は松葉杖へと姿を変えたのだった…。

 

 話は反れましたが、そんなイタイ、痛い思い出を語りつつ、今むしろ初恋はうじきつよしさんなんじゃないかと思いはじめてきたわけですがとにかくそれぐらい小さい頃からメガネに魅力を感じていたのでした。
 

 しかし歳を取るごとにどんどんメガネが好きというよりも、もっと根本的な、そう、

「視力が弱い」

というところに魅力を感じるようになりました。
今はメガネがもはやおしゃれアイテム化しているので、特に視力が悪くない人でも「伊達メガネ」をかける人が多いと思うけど、

メガネフェチ的にはやっぱりメガネは度入りであってほしいものだったりする。
男女関係なくメガネをかけている人に「目悪いの?」と質問して、
「あ、これね、伊達だよ、伊達~。」と軽く返された時のあの切なさといったら…。
ちなみにこの質問に対しては、

「目悪いんだよね。コンタクトにしたいんだけどさ、なんか苦手で。」

という答えがエクセレント!(←うるせー)
男性ではいるかもしれないけど、女性からこの回答をいただけることはなかなかない。
もし、もし、そんな女性に出会ったなら、

晴れた日曜の午後に高円寺のカフェでリネンやコットンの生地の魅力などについて3時間ほど語りつつ、カフェラテを飲むたびに眼鏡をくもらせる様子を動画におさめたい!

密かにそんな憧れの森ガールライフを夢見つつ、日々街行くメガネ女子たちをなめ回すように観察している私、26歳女子。
森ガールでもないただの変態だ。

ギリアウト。てかアウトや。

 

それはともかく、トンボくんの「自転車+メガネ」の組み合わせって最高じゃないか!
見た目草食系なんだけど意外と本気な自転車に乗ってる、みたいな。そう、ギャップが。あれ、もしやメガネというよりギャップか?!ギャップに弱いのか私は?!

 あと組み合わせでいったら忘れちゃいけないのが「スーツ+メガネ」。きっとこの組み合わせが好きな女子は多いはず!
実際ミクシーの「スーツ+メガネフェチ」のコミュニティーには2万人もの人が参加していることをあなたはご存知だろうか。
てゆーかむしろご存知だとしたらあなたはすでに相当なフェチの方なのでしょう。
ちなみにスーツに合わせるメガネはノンフレームでよろしくおねがいします。

紙コップのコーヒーが似合う男はノンフレーム。

「紙コップ」「ノンフレーム」はいこのへんテストでます。

しかし、そんな出来る男風の人がコンビニで夕飯を買ってる姿なんかもまた乙なもの。
コンビニのビニール袋の中にビールとお弁当。意外と寂しい食生活を垣間見ることができる。
帰り際に雑誌コーナーでちょっと立ち読みしちゃったり。
またその雑誌が『週間少年~』など少年誌だったりなんかするとキュンとする。
あー学生の時からずーっと切らずに読み続けちゃってるんだなーと。まさに少年やないかーと。
出ました、ギャップ
メガネの次に好き、ギャップ。そろそろメガネ超えしそう、ギャップ。

 

想像してみてください、

うじきつよしさんがメガネかけてスーツ着て自転車乗ってコンビニ行って漫画立ち読みしてたら…
これは…ご飯3杯じゃ済まないだろうに…。きっと私はどんどん太っていくことでしょう。

なんて、なんて恐ろしい妄想なんだ…

 

そして、初回からこんなに書いてしまったら次回からが困るじゃんかっっ!!

 

でも、メガネ妄想は、尽きないのです…。

 

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【拡散希望】

2011/09/14 11:11

 

あ、これブログだった。

 

じゃあ、

 

 

妄想します

 

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最終回『二郎を愛して』 第五話「相思相愛」

2011/07/04 19:45

 

 第一話「出会い」↓

第二話「再会」↓

第三話「ライバル」↓

第四話「恋」↓

 

 

 

最終回[相思相愛]
 

 その翌週も大学帰りに私は仙川店の列に並んでいました。あれから一日だって二郎を忘れることはなかったし、日が経つにつれて二郎への思いはどんどん膨れ上がっていく!なんなんだこれは…

そしてやっと今日は二郎に会える!今回はこの日のために昼は食べなかった!最高のコンディション!さあこい!!
いたって真剣。かつてここまでラーメンとしっかり向き合ったことがあっただろうか。
むしろこれはラーメンではない
二郎という食べ物なんだ。
そして、戦いだ。
絶対に残してはいけない。残すぐらいなら食べないほうがましだとさえ思った。

ただただ真面目に二郎に挑む自分がそこにはいたのです。
 この日は昼御飯をぬいていた分だけあって、前回よりもさらに美味く感じ、満足感も半端じゃなかった。前回よりも少し、スープはマイルドで豚もやわらかい気がしたが、これは二郎の優しさなのか、それとも単なる仙川店のブレなのか…とかもはやそんなことはどーでもよかった。

二郎、あなたがここに存在しているから、私が今ここにいる。そして二人は出会えたんだ。ありがとう。サンボマスター先輩、世界はこれを愛と呼びますか?

食後、店を出て線路沿いを歩きながら私はふと思った。
「明日で世界が終わるとしたら、最後の食事には二郎を食べたいなぁ」
人生の最後の日を二郎と共に…
長い年月を超え、やっとこの日私は、二郎と一つになったのでした。

 

 その日の夜もしばらく満腹感が抜けなかった。が、徐々に落ち着いていった深夜0時をまわった頃、それは前触れもなく急にやってきたのです。
「二郎が食べたい!!
今食べたい!!
今お椀一杯だけでいいから、いや、ワンスプーンでいいからあの味を!!」

これは…もしや…

噂の禁断症状である。話はジロリアンの友人から聞いていたが、こんなに早く、まさか自分の身にも訪れることになるなんて…。
口に残る二郎の味。むしろニンニク
あーあんなに満足したはずなのに!私の体はまた二郎を欲している!!
会いたくて会いたくて震る!まさかの西野カナ状態!

そう、こうして私は二郎の虜になっていったのでした
 

 その後は目黒、川崎、新代田、横浜関内、三田などの店舗を巡り、おかげさまで現在は安定した二郎ライフを送れています。食べる速度もどんどん速くなり、余談ですがパスタ、うどん、そばといった麺類全般の食べる速度も速くなったから不思議(どーでもいい)。
自分なりのより効率よく食べれる方法や、全店舗制覇に向けて立派なジロリアンになるためにもっぱら修行中であります。

 こうして私は二郎なしでは生きられない体になってしまったわけですが、悲しいことに私は食べたら食べただけ太る体質。よく「食べても太らないんですーめっちゃ大食いなんですけどー」とゆー奇跡の女子がいますが、残念ながらそれではないです。なので最低でも月1程度でしか食べられないし、それも食べる前と後は一、二食絶対抜く。前の日の夜から食べずに、自分的最高のコンディションで挑む!二郎を食べに行く日はあらかじめ「何日」と予定を立ててからいくのです。そして開店30分前には並ぶ。もう、なんちゃらランドのなんちゃらマウンテンよりも、二郎に並んでいるときのほうがワクワクするから困る。もはやデートならば二郎前集合二郎前解散でいいぐらい。いや、それは言いすぎか。。

けれど、わたしは二郎をちゃんと愛している。
離れようと思えばいつだって離れられる。
さよならできる。二郎はそれを受け入れる。
けれども私はそれができない。
いや、二郎がそうさせないのでしょう。
それほどの魔力を持ったラーメン二郎。
最悪の出会いだったあの日、こうなるなんて誰が予想しただろうか。
何事も縁があれば不思議と人生の節々で繋がっていくものだ。
二郎と私がそうであるように…。
無理やり深い話にしてみようかと思ったけど無理っぽいのでやめときます。
二郎は二郎。それ以上でも以下でもない。
唯一無二。
一部のコアなファンを惹きつけて離さない。
私はラーメン二郎のような人間になりたい。

ありがとう二郎、

最大の愛を込めて…。

 

 

 

 

 

 

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『二郎を愛して』第四話「恋」

2011/06/27 17:58

 

[恋]


 失恋によりとそして二郎との別れを経験した私でしたが、高校卒業後は晴れて大学へと入学しキラキラした女子大生ライフを送っていました。しかし不思議と大学で仲良くなった友人たちは皆ラーメン好きばかり。とゆーかラーメンて基本みんな好き。ラーメン大嫌い!なんてゆー人は今までの人生で出会ったことがない!みんなに愛され、各々がラーメンに対して何かしらこだわりを持っている、そんなラーメン。アーメン。私のラーメンに対するこだわりはいったいなんだろうか…あなたのこだわりは何?

そんなことを仲間たちと討論していた時、そのうちの一人が「ラーメン二郎」という言葉を出したのだ。

 

出た。二郎で出ました!お久です!

 

はいはい二郎ねーと流しつつも、私は内心その響きがなんだかとても懐かしく思えて急にひとりセンチメンタルな気分になった。青春のしょっぱさと油っぽさがつまった二郎。

 

あの片思いの彼は今何をしているのだろうか。

あのあと彼女とは府中店に行ったのだろうか。

果たして彼女は完食したのだろうか…。

完食?…そうだ、私はあの日完食して…!!

 

 やはりそれは突然だった。例の曲のイントロが流れる。あの日あの時あの場所で、二郎を完食した満足感と達成感、間違いなく心も体も満たされていたはず。なのにどうして、どうして私は二郎から離れたんだろう…

今なら、もっと上手く二郎と付き合うことができるんじゃないだろうか。

確かめたい!もう一度、あの味を!!

 

その二郎好きだという友人はジロリアンであるという。ジロリアン?なんだジロリアンて。その友人がいうには二郎を食べる際にもジロリアン的作法があるらしい。その話にラーメン好き一同は大変興味を示し、私はというと二郎との再会を願う想いが最高潮に達していた。そして満場一致で、その日学校帰りにみんなで二郎を食べに行こうということになったのです。当時通っていた大学は成城にあったのですが、近くだとラーメン二郎仙川店があるのでそこへ行くことになりました。そう、仙川店といえば、私がまだ幼き頃にトラウマを抱えることとなったあの噂の現場。
大丈夫、府中店で克服したはずだ。」

私は心の中で強くつぶやきました。 
 仙川駅を降り線路沿いにまっすぐ歩きパン屋を越えると、懐かしいあの匂いがした。青春の香り。この頃にはすでに私は引越していたので仙川店を見るのも久しぶりでした。相変わらずの行列。思えば私は行列に並ぶのは初めてでした。府中店でも歌舞伎町店でも並ばずに食べれたのです。
 初めて列に並ぶ。時間が経てば経つほど空腹とそれを増す期待でいっぱいになっていく。ようやく店内に入り券を買う。コップに水を注ぎそれを持って席に着く。カウンターに券を差し出す。そして、じっと店主の動きを目で追う。妙な緊張感が漂う店内。かつてラーメンを待つのにこれほど緊張したことがあっただろうか。数分後、
店主「にんにくいれますか?」
二郎はにんにくいれてこそ二郎とジロリアンの友人に言われたので、私は「はい」と答えた。そういえば今までにんにくをいれたことがなかったな、と過去の二郎の記憶がよみがえる。
そしてついに盛り溢れた野菜ののったソレが目の前に姿を現した。

久々の二郎との再会

相変わらずやんちゃな奴だ。やんちゃボーイ二郎だ。

元気そうでよかった。

ねぇ、私たちこれはいったい何度目の正直なのかな?

しまい込んでいた想いが、今解き放たれようとしている。

 

とりあえず一口目、野菜を掻き分け麺をすすってみた。
「?」

さらに野菜を食べつつ麺をすする。
「?!」

う、うまい!
なんやこれわ…!
その後はあまり記憶にない。
とにかく野菜を食べた。とにかく麺を掘り出して食べた。ぶたを食べた。食べた食べた。食べまくった。夢中になって

食べた。

 

もちろん、完食した。

 

食べ終えるとすぐ器をカウンターへ下げテーブルを布巾で拭き、そそくさと店を出る一同。
満腹すぎて誰も何もしゃべる気にもならない。
私はというと、しばらく二郎の余韻に浸っていた。
 

 その日は早々家に帰り、にんにくくさいとの母の指摘も華麗にスルーし、部屋で一人二郎を思い出していた。残るニンニクの匂いと共に。

まるで二郎に恋に落ちたかのように…。

 

続く…

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『二郎を愛して』第三話「ライバル」

2011/06/18 13:15

 

 [ライバル]


 そんな数年ぶりの二郎との運命の再会を果たした数日後、なんと彼の方から「明日て暇?」との連絡がきたのです。
やった!デートの誘いだ!今度は映画かな?遊園地かな?
期待に胸を膨らませたのもつかの間、この後彼の言い放った言葉に私は耳を疑いました。

 

 「二郎いこうよ。おまえまた食べたいって言ってたじゃん。


ん?じろ…え?じろう…、え??

 

二郎て、あの二郎さんですか?いやいやいやwこの間食べたばっかやん。そんでワシ食えんかったやんそれ。合わせて無理やりおいしいゆーたわけやんか。

 

内心そんなことを思いつつも、意中の彼からの大事な誘いを断れるわけもなく、私は再び彼と二郎へと行くことになりました

  約束の日、府中駅集合。向かったのはラーメン二郎府中店なんだかもう目的が明確すぎて逆にすがすがしいぐらいだ。ほらもっと他に映画とか、映画とか映画とか映画とかあるじゃないか!デートってそーゆうもんじゃないのか?

しかしそこまで彼を夢中にさせる二郎てなんなんだ!!

  

 二郎さえ、あいつさえいなければ!!

 

私は完全に二郎に嫉妬していた。二郎を恨みもした。だけど、それでも私にとっては、この駅から二郎までのたった数分の道のりが、彼との大切なデートだった。

 このまま二郎が一生現れませんように…店がなくなってますように…そんな乙女の祈りもむなしく、あっという間に私の恋のライバルラーメン二郎府中店に到着してしまった。まるで彼が来るのを待ち構えていたかのように黄色く色付く看板。いやまて、彼だけではない!店内を覗くと、他にもたくさんの男たちが何かにとり憑かれたかのように

一心不乱に二郎を食べているじゃないか!それはそう簡単には女を寄せ付けない異様な光景だ。しかしこの日の私はいつもとはちょっと違うのだ!なぜならば、この日あらかじめ二郎を食べるとわかっていた私は前日の夜から食を減らし、もちろん朝ごはんも食べていなかったのだ

 「彼の大好きな二郎を食べきってしまえば、彼は私だけを見てくれるはず!私を好きになってくれるはず!」

 この時は本気でそう思っていたのです。この日のために胃の調子を整え準備をしてきたんだ!さぁ、決戦間近!ついにライバル二郎が目の前に現れ、戦いのゴングが鳴った。カーン

 私はどーにかして二郎を残さず食べきらなくてはと必死で、とにかく無心で麺を流し込んだ。掘っても掘っても溢れ出てくる麺。あれ、逆に増えてる?とさえ思わせる魔法の麺!

 

メーン!!

 

そして数分後。

カンカンカンカーン

試合終了のゴングが鳴った。

なんと、私はこの店で、

 

 

初めて二郎を完食した

 

WINNER挑戦者SUZUKI!

 

 

しばらく放心状態の私。

 

ハっ!あの男の、漢の食い物二郎を私は完食したんだ!!

尋常じゃない満足感だった。正直一瞬彼のことを忘れていたぐらい。この時それどころでない達成感があったのです。

 

 

彼「おお食えたじゃん。すげーな!」 

    (ちゃんと食べて偉いな。好きだよ!)

 

彼の、いや、天使の声が聞こえた。脳内変換機能の調子も良いようだ。天にも昇る気分だった。戦いは終わった。私は、恋のライバル、二郎に勝ったんだ!!もうここには用はない!!いつもよりも堂々と胸を張って店をでる私がいた。

  再び彼と二人きり、府中駅までの短いデートが始まる。告白されたらどうしよう…胸のドキドキと油のギトギトで今にも胃が爆発しそうだった。と次の瞬間、彼がなにやら外国語らしき謎の言葉を話し始めた。

 

 「俺の彼女さ。二郎誘っても嫌だってゆーんだよねー。小食だからさあいつ。」
 

 (*´∀`*)?

 

 

んー(*´∀`*)?

 

 

なんてー(*´∀`*)?

 

 

カノジョてー(*´∀`*)? 

 

 

なにそれ美味いのー(*´∀`*)?

 

 彼が何を言っているのかしばらく理解できませんでしたが、「カノジョ」という部分だけはしっかり聞き取ることができました。 

 

彼女おるんかーい(*´∀`*)!!

 

さらに止めを刺すかのように彼は言った。

 

 「今度彼女府中店に連れてってみるわー」

 

 

  違う!それは違うよ!!府中店だから完食できたわけじゃないよ!!量が少ないとかそーゆうことじゃないよ!私は前日から準備してたんだよ!だから食べれたの!ねぇ!わかってよ私の気持ち…。私の恋心に気付いてほしい!てゆーか二郎を完食するまでのこの努力を認めてほしい!苦しい。この苦しさは二郎を完食した苦しさなのか失恋の苦しさなのかもはやわからないけれど胃も胸もお腹ももうなんか全体的に内臓が苦しい! 


もういらない。
もう食べない。
もう会わない。

ありがとう。
さようなら。

 

恋のライバルだと思い込んでいた二郎。けれどライバルは他にいたのだった。こうして、私の恋は二郎を完食し終わりを迎えた。恋の終りを告げるゴングが府中駅のホームに鳴り響く。カーン

 

 

忘れてしまいたい苦い恋の思い出ではありますが、この時二郎を完食したことで得た尋常じゃない満足感、そして大好きな彼を忘れるほどの達成感を私は一生忘れることができません。そして今となってみれば、実はこれが二郎との恋の芽生えであったのではないかと密かに思っているのです。

 

まだ続く…

 

 

 

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『二郎を愛して』第二話「再会」

2011/06/12 01:58

 

 
 
[再会]
 
 幼き頃、未知との遭遇を果たした私でしたが、それから数年二郎を口にすることはありませんでした。
例の黄色い看板の前も立ち止まらずに、振り向かずに、私は二郎に背を向けたまま高校生へと成長していきました。
 高校時代私はずっと、別の高校に通う一人の男子に片思いをしていました。その彼がある日、
「最近ハマッてるめっちゃうまいラーメン屋があんだよ!」と言い出したのです。
憧れの彼がハマッてるラーメンとはいったいどんなラーメンなのだろう!!好きな人が好きなもの、それは私も好きなもの☆と乙女心全開だった私は、彼に
「私もそのラーメン屋へ行ってみたい!」とお願いし、連れて行ってもらうことにしました。
 場所は新宿。私は期待のラーメンへと心躍らせていた。とゆーか彼との初めての2人きりのデートに心躍らせていました。そう、nobodyknows+がココロオドルよりも遥かに強く私はココロオドっていた(どーでもいい)。
  しばらく歩くと「ここだよ!」と彼が立ち止まり指をさしました。指先に視線をやるとそこにはどこかで見たことあるような黄色い看板。私はそこに書かれた文字をゆっくりと、何かを思い出すかのように読んだ。
 
「じ…ろう?」
 
デジャブだろうか…いや違う!これはあの日あの時あの場所で…!
それはまるで、今にも名曲『ラブストーリーは突然に/小田和正』のイントロが流れてくるかのような衝撃。よみがえる初恋の記憶。
私はそんな動揺を隠しつつ、店に入り食券を買い席へと着きました。そして数分後目の前に現れたのは
『油ギトギトのスープひったひたの麺と野菜盛り盛り』のあいつでした。
幼きココロに刻まれたトラウマが疼く。
しかし隣ではすでに食べ始め大好物のラーメンを前にノリノリの彼。
彼「やばいっしょー?まじうめー!」
私「え?あ、うん、ねー。お…いしぃ、ねー…すごーい…」
 AKAN!あかんでこれわ!!
とにかく食べなければ!ここを乗り越えなければ!おいしいっていわなきゃ!彼の好きなものは私も好きなものでしょ!
 彼に好かれたいが一心で麺をほおばる私。神様はどうしてこんな意地悪するのだろう。
しかし、この時私は二郎を一杯完食することはできませんでした。
「うまいのにもったいないなー」と私の残りを食べる彼。
その時私は思った。
これは男の食い物だと。    
とにかく量で腹を満たしたい!そんな若い男の願望を形にしたものなのだろうと。
そして、なによりこのままでは彼に嫌われてしまう!と。
何とか次のデートに繋げようと必死だった私は帰り際精一杯の笑顔で彼に言った。
 
「おいしかったー!また行こうねー!」
 

もちろん本心ではなかった。できればもう二郎には行きたくなかった。しかし私のこの軽はずみな一言が、若き乙女の恋模様を“私、彼、そして二郎”という韓国ドラマもびっくりの奇妙な三角関係へと導いていこうとは誰が予測できただろうか。

 

次回へ続く…

 

 

 

 

 

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『二郎を愛して』第一話「出会い」

2011/06/08 11:30

 


現在発売中のFLASHのラーメン二郎特集に二郎好きとして出てます。
ジロリアンとして紹介されるのは雑誌PRESIDENT以来2回目。(参照 http://suzukirin.iza.ne.jp/blog/entry/1622916/
こうして取材を受けるたび、改めて自分の中で二郎がどれだけ特別な存在かを再確認させられると共に、毎度新たに二郎の魅力を発見するのです!
そう、いつだって二郎には「驚きと感動」がつきものなのだ!
何度食べたって、どんなおなかいっぱいになったって、
数時間後にはもう、私の体は二郎を欲しがっているのだから…

これは、そんな私と愛すべきラーメン二郎との出会いから現在に至るまでを赤裸々に綴った珠玉のラーメンストーリーである。

 
 

[出会い]
 小学3,4年生の頃。当時住んでいた地元に、いつも行列を作るラーメン屋がありました。

店の付近を通ると香るあの独特な匂い。

黄色に黒文字で書かれた看板。

まさにそれがラーメン二郎仙川店でした。
これだけ常に行列をつくるラーメンとはいったいどんなラーメンなのだろう…店の前を通るたび、幼い私はまだ見ぬそのラーメンに淡い恋心を寄せていました。

ラーメンに対してこんな想いを抱くのは初めて。そう私の“ラーメン初恋”は二郎でした。
 ある日の夕方、母と店の前を通ると珍しく行列はなく、店内を窺うとちょうど2席空いている。これはチャンスと思い、「入ってみよっか」と母と幼き私は二郎の敷居を跨いだのでした。
今思うととんでもなく浅はかな判断!無防備にもほどがある。
今もし同じ状況の親子を見かけたら、今一度考え直すよう全力で説得にあたるだろう…
 何はともあれ、その日私は未知との遭遇を果たしたのだった。
それは、想像を超えるスケールのでかさを持って現れた!

超スペクタル級のそれを前に子供ながらに絶句。

隣を見ると母も絶句。
もちろん食べ切れることなく大半を残すこととなったのでした。
こうして私の初恋はとても苦い思い出となり、幼き私の中で二郎は、

『油ギトギトのスープひったひたの麺と野菜盛り盛り危険物』として認識されたのでした。
 しかし今思うと、私と二郎の出会いは「第一印象は最悪!」という恋愛ドラマでよくあるあのパターンじゃないか!
マイナスからのスタート。ケンカから始まるラブストーリー、いやラーメンストーリーがこの時始まろうとしていた。

 

次回へ続く…

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